好きだから作っています
発酵食品を取り入れています、なんて言うと、なんだかかしこまった感じがする。
私のはそんなんじゃなくて、ただ好きだから作っている、それだけの話。
幼い頃から食卓にあったもの
漬物が好き。
中でもぬか漬けは、幼い頃から必ず食卓に並んでいた。
だから好きなのか、好きだから記憶に残っているのか、もうわからない。
とにかく、ぬか漬けのある食卓が私にとっての「普通」だった。
一番好きなのは大根。
白い根の部分を細かく千切りにして、葉の部分も細かく刻む。
古根生姜をみじん切りにして混ぜ、仕上げに細かい削り節をひとつかみ。
大根がぬか漬けになっただけで、気づいたら半分ぺろりと食べてしまっている。
安くて、体に良くて、肌にも良い
ぬか漬けの良いところは、まず安価なこと。
野菜さえあれば、あとはぬか床が仕事をしてくれる。
そして腸内環境を整えてくれるから、健康にも美容にも良い。
高い美容液より、毎日のぬか漬けの方がよっぽど肌に効いている気がしている。
ご飯と具だくさんの味噌汁、焼き魚とぬか漬けがあれば、私の食事は十分だ。
家族といた頃は、メインが揚げ物や肉が多く、ぬか漬けはほんの一口分だった。
漬物は家族は好まなかったからだ。
今は一人なので、イワシなどの小魚で十分。
食費も浮くし、体も軽い。
初夏だけの楽しみ、新生姜の梅酢漬け
そして初夏になると、新生姜の季節がやってくる。
梅酢の中に、薄切りにした新生姜を漬け込む。
それだけだが、これがまた、さっぱりとして本当に美味しい。
ぬか漬けとはまた違う、この季節だけの楽しみだ。
一人の食卓は、寂しいと思っていた。
でも今は、自分の好きなものだけを、好きなだけ作れる自由がある。
それもまた、悪くないなと思える。

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