心のこと

動き出した私

家を出た日家を出ました。言葉にすると、たったそれだけのことです。でも、あの時の私にとっては、人生を変える大きな一歩でした。頭の中には、あの日の夫の表情が焼き付いていました。怖くて、怖くて、体の震えが止まりませんでした。実家に向かう車の中でも...
心のこと

限界を超えた日——あの家の空気

「これはおかしい」と気づくまでに20年かかった結婚して20年が経っていました。20年かかって、やっと気づいたのです。「これはおかしい」と。遅すぎると思う人もいるかもしれません。でも、渦中にいる人間には、“普通”の基準がわからなくなっていきま...
心のこと

モラハラ前半 気づかなかった、気づけなかった

先日からブログを書き始めました。自分の経験を書くことは、正直、簡単ではありません。重たい内容もあります。でも、もし誰かが「自分だけじゃなかった」と感じたり、少しでも心を整理するきっかけになったりするなら——そう思って、少しずつ書いています。...
心のこと

わたしのこと・・・幸せだと思っていた

5年の恋愛を経て結婚した5年の恋愛期間を経て、私たちは結婚しました。あの頃の私は、きっと「幸せになる」と信じていました。でも今振り返ると、あれは“好き”だったのか、それとも“依存”だったのか、正直よくわかりません。「少し距離を置いてみたら?...
心のこと

静かな夜に、ただいま

鍵を差し込んで、ドアを開ける。「ただいま」誰もいない部屋に向かって、そう言う。そして自分で答える。「お帰り」おかしいと思う? 私はもう思わない。これが私の日常になった。冷蔵庫を開けて、今日は何を食べようかと考える。食べたいものは、正直よくわ...
心のこと

団地暮らし、最初の夜。「ただいま」と言っても誰もいなかった

何もない部屋に、私だけがいた。8月の初旬、引っ越しの日がきた。部屋は想像よりずっとよかった。白を基調にリノベーションされた室内、木の温もりを感じる床、追い炊き付きのお風呂、三ツ口ガスコンロのキッチン。南側の窓からは光がいっぱいに入ってきて、...
心のこと

人生の後半、やっと自分のために生きることにした

1.何もない部屋から、始まった夫に追い出されるような形で家を出て、1年半が過ぎた。最初に辿り着いたのは、小さな古い団地だった。家具もない、キッチン用品もない、何もない部屋。静寂の中で、ゴボゴボと排水管が唸る音だけが響いた。今でも慣れない。正...