5年の恋愛を経て結婚した
5年の恋愛期間を経て、私たちは結婚しました。
あの頃の私は、
きっと「幸せになる」と信じていました。
でも今振り返ると、
あれは“好き”だったのか、
それとも“依存”だったのか、正直よくわかりません。
「少し距離を置いてみたら?」
付き合っていた頃、古くからの友人のお母さんに、
夫のことを話したことがありました。
話を聞き終えたあと、
そのおばさんは静かにこう言いました。
「少し距離を置いてみたら?」
当時の私は、その意味がよく分かりませんでした。
好きな人と距離を置くってどういうこと?
会わないってこと?
別れるってこと?
恋愛中の私は、
その言葉をちゃんと受け取ることができなかったのです。
外から見えていたもの
でも、大人になった今ならわかります。
あの時すでに、
外から見ていた人には見えていたのだと思います。
私自身が見えていなかったものが。
顔色を見ながら生きていた
今振り返ると、
私は付き合っていた頃から、
ずっと夫の顔色を読んでいました。
怒らせないように。
機嫌を損ねないように。
相手に合わせること、
空気を読むこと、
波風を立てないこと。
それが愛情だと思っていました。
それが「うまくやる」ということだと思っていました。
だから、
自分が苦しいことにも気づけなかった。
「幸せなはず」だった
幸せだったと思いたかった。
幸せなはずだと信じたかった。
でも今、「幸せだったはず」という言葉を思い返すと、
胸の奥に、少し重たいものが残ります。
あの頃の私は、
“幸せ”ではなく、
“幸せでいようとしていた”のかもしれません。


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